バラストとスラブ



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お待たせ
久しぶりの偏重ネタ

このタイトルを見て、んっ?何のコト???
と感じた健常者の方はココで読むのをやめた方がいいね



陸蒸気が新橋駅 - 横浜駅間で正式開業してからおよそ140年
「テツ」 (別称テッチャン) は未だ社会的認知を得られていないという寂しい限りの現状ではあるが、
この「テツ」にも実は色んな生態がある


比較的理解を得やすいのが、「乗り鉄」 とにかく鉄道に乗りまくるコトが使命のややアブナイ人達
地方で廃線が決まると、仕事を休んでもその鉄道に乗りに行く重症の方もいるが、総じてマナーは良い
一般市民とトラブルを起こすことはほとんどない
ただし、しゃべり始めると知識が偏重しまくっていて、かつ話が長いので聞いていると疲れる
実際に乗車して運賃を支払うので、鉄道会社にとってもありがたい存在



最近悪名高いのが「撮り鉄」
列車の外観をカメラに収めるコトで周りが見えなくなる超キケン人物
撮影ポイント確保の為には、勝手に他人の土地に入りこむ、撮影の邪魔だと沿線の樹木を切り倒すという文明人ばなれした暴れっぷり はっきり言って人間のクズ

線路内に入って運行妨害したり、撮影が目的なので乗車賃もロクに払わないこのキ○ガイどもは、鉄道会社にとっても非常に迷惑な存在
こういう連中は裁判なんかにかけずに即刻公開処刑すべきとオイラも常日頃から思っている。

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もちろん マナーを知った「オトナの撮り鉄」もいっぱいいるけどね





他にも時刻表一冊で全国を「脳内旅行」してしまう患者も意外と多い
南極大陸の昭和基地には常に最新の時刻表が届けられており、しかも隊員達の間では人気が高いらしい

うーん 困ったもんだ


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あっ 刑務所でも大人気らしい






さて、前置きが長くなったけど、もっと困った生態に「軌道マニア」という分類がある

軌道とは鉄道が走る道のこと。平たく言うとレールのコトぢゃ
??レールマニア?? 意味分からない??
っと思った人はマトモだよ  人並みのシアワセな人生を送れるでしょう

しかし世の中にはレールマニアなる困った生態があるのも事実
もうアブナイ変態とかの生易しいレベルではなくて、治療不可・廃人寸前

昔風の例えなら黄色い救急車が迎えに来るって感じ







このブログのヘビーリーダーの方から以下のメールをいただいた

今日新大阪駅で電車を待っていて気が付いたのですが、新しく出来た26番線?はスラブ軌道ではなく、枕木の様なものになっていましたが(バラストは見えませんでしたが)あれはなぜでしょうか?枕木の様なものも、よく見ると木質ではないように思えたのですが・・・



どうやっ 何のコトか分からないだろ
ふつーは こんなメールが突然きたらビビるよな
正確には26番線ではなくて27番線ね




本来ならここで実名を披露して猛省を促すコトも考えたが、社会的地位もある方なので控えることにした
近隣のお国だったら、将軍サマの逆鱗に触れて一族郎党の労働キャンプ送りはマチガイない

よって、メールの送り主はオイラのこの慈悲深さに一生感謝しなければならない

あっ、将軍サマの父上は熱狂的なテツだったらしい
存命中には首都平壌からモスクワまで専用列車で一週間かけて外遊したらしい
もちろん、喜び組同伴で
うらやましいーのぅ


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では、ここで軌道についてプチ解説


まずは軌間の違いで有名なのは、「狭軌と広軌」
要はレールの幅の違い ゲージともいう
狭軌は幅 1,067mm (3フィート6インチ)
広軌は幅 1,435mm(4フィート8½インチ) 最近は広軌を「標準軌」とよぶ


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狭軌と広軌を比べると 広軌の方が強そうに思えるけど
蒸気機関のころは広軌の方が有利とされていたらしいが、現代では昔ほどのメリットはないらしい
もちろん新幹線のような超高速鉄道には広軌が絶対条件




ちなみに「破滅の趣味」と言われている「Nゲージ」は軌間 9mmやっ
本人たちはNゲージを「趣味の王様」とのたまっており ますますアブナイ

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絶対に近寄ってはイケナイ領域






次に軌道の敷設方法にも大きく二種ある

バラスト軌道とスラブ軌道やっ

ここでやっとタイトルやっ  ふぅー


まず、歴史的に古いのは「バラスト軌道」
砂利(バラスト)を敷いた上に枕木で支持する敷設方法

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まぁ いわゆる「線路」やな
線路といえば枕木のイメージ




子供が鉄道の絵を描く時も「バラスト」がほとんど

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「バラスト」の特徴としては

枕木からの荷重を効率よく分散させ路盤に伝えるので低振動・低騒音であり乗り心地がよいこと、排水性が良いこと、建設費が安いこと等の利点が多いが

1.強度が低く変位を生じやすいため高速鉄道には不向きで、保守管理に手間がかかる。
2.積雪の多い地域では、冬期間に高速運転すると砂利や雪が一旦溶けて固まった氷塊などを巻き上げ、車両の窓を割ることがある。
3.積雪地帯では、春先の急速な雪解けの影響で、路盤が大量の水を含んで軟弱化し、軌道全体の緩みが著しくなる。

というような問題がある。

1.の例として、JR東海の東海道新幹線においては、建設当時、スラブ軌道とバラスト軌道のどちらにするかで論争となったが、信頼性の観点から従来どおりのバラスト軌道にした結果、保守に非常に手間がかかり、後年まで禍根を残す結果となった。しかし、その後は保線機械や検測車の改良が進んだことから、保守の容易さ、騒音低減の見地から見直され、2004年に部分開業したJR九州の九州新幹線においては一部で再び採用されている。



この「枕木」にも色々種類があって
昔ながらの「木製」、「コンクリート製」、新しいものでは「強化ガラス繊維製」などがある

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つづいて「スラブ軌道」

コンクリート路盤上に軌道スラブと呼ばれるコンクリート製の板を設置し、その上にレールを敷く構造
コンクリートによる軌道構造であることから、軌道狂いが発生しにくい省力化軌道といわれている

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バラスト軌道は列車の重量・振動などによる軌道の狂いが生じやすいため、定期的な保守管理を必要とするが、スラブ軌道は強固なスラブを用いるため軌道の狂いが起こりにくく、保守管理の手間が軽減される。また構造重量も軽いため、高架橋に用いた場合の高架橋への負荷も低減できる。ただし、バラスト軌道と比べると、路盤とレールの間に減衰効果を生む隙間がなく、さらに表面で反射する音も加わるため、列車走行時は車両の内外ともに騒音や振動が大きくなるので、2000年代以降は市街地の地上区間にはあまり採用されなくなってきている

降雪期の鉄道車両下部には氷柱や氷塊が生じやすいが、バラスト軌道の場合にはこれらが車両から軌道に落ちてバラストが飛散し、車両本体や窓ガラスなどを損傷することがあるのに対し、スラブ軌道ではこの問題は発生しない

一方で、スラブ軌道はバラスト軌道よりも設置費用が高いだけでなく、自然災害などで軌道に狂いが生じた際、これを修正するための時間と費用も増える



こんな話も

国鉄技師長として東海道新幹線建設で重責を担った島秀雄は、同新幹線の開通後、「毎年雪害に苦慮する関ヶ原地域だけでもスラブ軌道にすべきだった」と長年悔やんでいた。JRグループのみならず日本経済の大動脈である同新幹線では、長期間の運休を伴う大規模な改修工事は事実上不可能であり、現在もバラスト軌道のまま運用されている。冬季の関が原通過後に、氷塊の落下による石跳ねで窓ガラスの破損事故が多発した教訓から、長距離にわたってバラスト飛散防止シートが敷設されている。
なお、後年に建設された山陽新幹線以降はスラブ軌道である。雪国を走る東北・上越新幹線はスラブ軌道で建設された上、融雪用の温水スプリンクラーも完備している



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鹿児島中央駅




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新大阪駅22番線











っで 問題の新大阪駅 27番線の件だが

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こーなっている

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拡大
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隣の26番線との比較
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メールの内容は
「この軌道はバラストなのかスラブなのか ? どっちなの ?  夜も寝れないぐらい悩んでいます」
という本人にとってはかなり深刻な問題らしいが、健全な一般市民にとってはどーでもいいこと







オイラが次号ですっきりさせてあげましょう









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