電卓の修理











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このブログにも数回登場している愛用の電卓
1983年発売の「カシオのJS-20」。カシオの実務電卓としてソーラーパワーを初採用したモデルで、今日まで続く「JS-20」シリーズの源流となっている



『2017年09月10日 安全靴と畑』 https://tanshin201205.at.webry.info/201709/article_3.html

『2019年11月17日 秋の白浜』 https://tanshin201205.at.webry.info/201911/article_3.html














手に入れたのが1988年(昭和63年)だから、かれこれ33年も経っているオンボロ
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チョー汚いけどまだまだ現役で使えている
ソーラーパネルで電源不要。オイラは使っていないけど「桁下げ」・「四捨五入」などの機能も実装された当時としては最先端のモデル












ただ最近になって経年劣化が激しい
たまに液晶が見ずらくなったり、机の上に置いたときは良いんだけど、手に持って打刻すると入力できない数字ボタンがあったりする
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内部に入り込んだチリやホコリも大変なことになっている
Z旗シールもすっかり色あせてしまった。その下は33年前に貼り付けた印影だけど、すでに解読不能となっている











裏面はすり減ってしまいテッカテカ
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カドもきれいに丸くなっている










なんと『Made in Japan!!!
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今の日本で電卓を作っている工場はひとつもないのでは?
しかし裏面にはSJ20ではなくSJ10と記されている。うーんどういうことだろう?
まぁ 昭和のオトコは細かいことは気にしない (`・ω・´)キリッ







だいぶ調子が悪いので
思い切って「開腹」「清掃」「再組立て」をすることにした

よいこはマネしちゃだめだよ !













ネジを緩めて、まず裏蓋を引っぺがす
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開腹っ
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そんなに複雑な構造ではないようだ
再組立て時に必要になるので写真を撮っておくこと











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ボタン下のゴムマットには33年間溜まりまくったホコリがびっしり
中性洗剤を使って徹底的に水洗いする










うわっ
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手垢か ??? 
現時点で世界一汚い電卓であろう (`・ω・´)キリッ

使い古した歯ブラシで徹底的に磨きこむ










取り外したボタン類
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ボタンは2色成型樹脂で作られているので、使い込んでも文字がかすれたり消えたりすることはない。さすが日本製
これもひとつずつアルコールで丁寧に拭き取り清掃










これは磁性体フィルム
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最近は使われないフィルム。これを拭き取ったりすると通電できなくなってしまうので注意
ふぅーと軽くホコリを払う程度にとどめておく











これも要注意
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黒色の細い縞模様のフィルム。これは液晶表示するための大事な配線フィルム。これをおしゃかにすると修理は不能となってしまう









なぜこんなところに電解コンデンサがあるんだ ???
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ルビコン製 16v 10μf

電解コンデンサとは「キャパシタ」とも呼ばれる電子部品。一時的に電気を溜めておくことができる装置
なんで電卓にキャパシタが必要なのか ??? 普段はソーラー電源で稼働しているのに、わざわざ電気を溜めておくとは ???


あっ 思い出した
この電卓の特徴に「暗くてソーラーが発電できなくても内臓電池でしばらくは使える」というのがあった。ふーんっ このためにキャパシタがあるのか

うんっ ちょっと待てよ
「暗くてソーラーが発電できない時」って、液晶画面も見えないよなぁ。計算できたとしても答えが見えなきゃ意味ないじゃん
ちょっとお間抜けな機能だな










キャパシタはもう死んでいるでしょう
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液漏れはしていない様子なので、清掃してこのまま残置することにした














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無水アルコールと綿棒でふきふき











カシオの電卓なのに
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東芝製のT7922という演算処理チップが使われいる
こういうのを発見すると 胸熱っ になる


って オイラだけ ??? 















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割れてしまったケースは












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ボンドでくっつけたけど .....










穴が開いていることが発覚した
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これはボンドでは修復できないので













どこの家庭でも常備されている『パテ』を使って埋める
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乾くと縮む(プロは痩せるというが)ので少し厚めに盛り付けるのがコツ








為念で裏側にも
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みんな持っているよね






















実は電卓はもう一台持っている
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同じカシオの電卓
MS-20TAという少し小振りなサイズ。元の電卓があまりにもみすぼらしいので、哀れに感じた誰かがプレゼントしてくれたように記憶している
調べてみたらこの電卓の発売日は2008年12月、ビニールのケースに貼ってある「TOKYO 2016 candidate city」のシールは2016年夏季オリンピックを東京に誘致するキャンペーンで配られたもので、2007年から2009年に作られたものと推測される。よってたぶん2009年ごろにプレゼントされたのであろう







懐かしい
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結果はご存知の通り、2016年はリオデジャネイロが当選し、東京は次回の2020年の開催となった







せっかく頂いた新品電卓だけど、ほとんど使っていない。この「0」と「00」ボタンにどうしても馴染めなかった
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よく押し間違えてイライラすることが多かった

慣れれば実は便利なのかもしれないが .....











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ゼロは「0」の少し大きめのボタンひとつが良い
例えば10,000,000は横着せずに「0」をきちんと7回押すのがオトナの流儀 (`・ω・´)キリッ










書いていて気が付いたけど
どーでもいい話題だねぇ
電卓だけでブログを一本あげる変態はオイラの他にはいないんだろうな ......




ふぅー

















閑話休題




一昼夜放置して完全に固まったパテをきれいに成型していく
目が粗め → 目が細かい サンドペーパーを駆使して丁寧にこすっていく
削り過ぎたらまたパテを盛ってやり直しとなる

まず1000番のサンドペーパーで
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続いて1500番のサンドペーパーで
あくまで慎重に
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1500番になるとおっさんのガサガサ肌と大して変わらない









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ほとんど板金職人の気分だな
このあたりはガキの頃のプラモデル作りで習得した技術が活きているようだ
















プラモデル用のつや消しブラックで塗装
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ほれっ
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あとはコンパウンドで軽ーく表面を整えれば完成














フタの裏に整備記録を記す (`・ω・´)キリッ
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もう開腹することはないと思ふけど .....
















開腹したついでにネジも新調した
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M-2×8mmとM2×10mm
こういう軽量かつ小さな商品はネットで買うと高くつく。安いのを探しても、500個セットとか一生かかっても使いきれないような量で販売されている 。こういうブツは実店舗で購入することをお勧めする。オイラは島忠ホームセンターでゲットした










ネジを新品にすると気持ちが良い
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おろしたての靴を履いたような気分になれる





って オイラだけ ??? 




















完全復活っ

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すっかりきれいになった

これで定年まで電卓については安泰だね

















とりあえずっ















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